2018年9月6日3時7分に発生した【北海道胆振東部地震】
真夜中に一体何が起こったのか・・
私は現在北海道に住んでおり、当時は布団の中で就寝していました。突然大きな揺れを感じ一緒に寝ていた愛犬をとっさにかばって様子を見ていました・・(住んでいるところは震度4)
その後落ちついたのでもう一度寝ました(笑)震源地に近い場所にお住まいで、今までとは違う身の危険を感じた方はすぐにコンビニに行って電池や食料品などを買い求めた人も少なくないようでした。
翌朝起きるとまさかの北海道すべてが停電。家の電気も冷蔵庫もTVもインターネットももちろん使えません。かろうじてスマホの方は問題なくラジオとネットで情報を得られたので少しホッとしました。
これ全く準備していない人で、もし電話もネットも繋がりにくい状況であれば、あまりに不安な状態だと思います。特に一人暮らしや旅行中の方。怖いですね。
幸い我が家にはラジオ、車(車載用充電もあり)ワンセグ、単三電池で使える数年以上前に買っていたスマホ充電器、懐中電灯たくさん、ろうそく、常備インスタントラーメンや缶などたくさんの備えがありました。
懐中電灯+ランタンがあると部屋全体が明るくなるのでとても便利でした。下記の様なものをぜひ一家に2台ほどご用意ください。
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ネット関係の仕事のためほぼ仕事は出来ず、仕方ないのでお休み。家族で内蔵バッテリー可動するDVDプレイヤーで映画見ながらビール飲みながら(クーラーボックスにビール入れて冷やしてた)、時間を過ごしました。
(あまりパニックになっても仕方ないし、今出来る事に感謝し楽しもうと思うタイプなので、海外から心配してLINEくれた知人に言うと、バカだな〜すごいな〜と半分呆れられ半分褒められましたw)
ガスや水道は問題なく使えていたため、夜はカップラーメンと野菜炒めなどの食事をしてアロマキャンドルの元で勉強し、本読んで、地震のために瞑想と祈りをして早めに就寝。
夜、北海道全域が停電のため光害が少なかったため星空がもう素晴らしいほど綺麗でたくさんのキラメキがあり、美しい時間を過ごせました。先日もプラネタリウムに行ったほど星大好きなので・・
問題なく過ごせた事に感謝しつつも夜通し寝ずに働いている人がいるでしょうし、対応に追われる人が多い中、自分が他の人に出来る手助けとはなんだろうと考えていました。
私の兄は2日間で2時間しか寝れず、夜通し働き続け会社やお客様のために動き続けていたようです。食べ物もクッキーとか、会社のためにガソリンが必要なためあちこち探したり動いたり・・・心の底から尊敬です。
久しぶりに自分のアニキカッコいいな!!おい!と感じました(言ってないけど 笑)
正直外国人含め旅行者や困っている人向けにネットで募集し、家に泊めてあげる事も考えましたがこちらも停電でシャワーも浴びせられないし寝るにしても2、3人が限度でしょうからその中から募集して助ける事は難しいと感じ悶々としてしまいました・・
ボランティアもどこでどうやれば良いのかもちろんまだ情報は出ていないし。もしお店に勤めているならそこでどうにか何か出来ていたのかもしれないけど、悲しいかな・・・何も出来ず申し訳ない気持ちにもなってしまいました。
とにかく意外と全く不便ではなく、お風呂も1日位入らなくても死なないし、(友達は水シャワー浴びたらしいですが風邪引いたら全く意味ないので、無理せずが一番だと思う)無駄な行動を極力せず祈り、学び、犬の散歩に行って1日を過ごしました。
翌日には運良く住んでいる地域一帯が停電から復旧したのでとてもありがたく感じました。日常生活に戻りました。もちろん地域差がかなりあったようです。
北海道全域が一斉に停電の原因は【ブラックアウト】
そもそも普段使っている電力というのは貯めることができず、電気の使用量(需要)と発電する量(供給)のバランスを常に一致させる必要があるのです。
もしこのバランスが崩れると周波数や電圧といった電気の品質が乱れ、家電製品や工場の機械など電気を使うモノに悪影響を与えてしまうんですね・・(知らなかった)
なので設備の故障を避けようと自動停止するため、今回の地震では苫東厚真(とまとうあつま)火力発電所が緊急停止した事により他の発電所も止まり、今回のような大規模な停電につながったわけです。
北海道街の様子は世紀末のような状態に・・
まずほとんどのお店が臨時休業になりました。電気使えないのでレジも使えませんがかろうじて開けてくれた店舗、ガソリンスタンド、コンビニに人が殺到し長い行列。
飲食店は自家発電を持っていなければ冷蔵庫も使えなくすべて悪くなってしまうため、破棄する事に。もちろん営業は不可能ですが、無料で配ったり、ガスは使えたのでなんとかオープンして大変な思いで頑張って活動している方のお腹を満たしてあげた方もいらっしゃるようです。
こういう部分やはり感動します。道民はパーソナルスペースが広いので一見冷たく感じますが心は暖かな人ばかり・・TT
ガソリンスタンドでは行列で数時間も待ったのに、購入制限があり一人1000円分や2000円分という事もありました。いつ停電復旧するかも分からないしガソリン自体運ぶ車に遅延が出ていたためしょうがないですね。
我が家では日頃から常に満タンに近い感じで給油している事、乗っている車が大きいので入れられる量も多く今回とてもホッとしました。そもそも田舎なのでスタンドもコンビニもすべてが少ないです。
コンビニはほとんど閉まっている中、北海道発祥のセイコーマートは停電で暗い中お店を開けて電卓手打ちでお店の商品を売っていました。スタッフさんも大変そうで、もう帰りたいと弱音を吐いてたり・・ねぎらいの言葉しかかけることが出来ず本当に悲しい。
ちなみに復旧から数日立っても、パン、お弁当や飲み物系の品揃えが全くないに等しい状況は変わらずです・・(徐々に元通りになりつつあります)
東日本大震災を経験している方の体験談として、常にガソリンは満タンになるように気をつけているというお話がありました。日頃の備えの大切さを十分に噛みしめる出来事となりました。本当に大事です。
どこに行けばいいかわからない地震難民【旅行者がチカホで寝た】に学ぶ
札幌人には有名な繁華街ススキノ周辺と札幌駅をつなぐ「札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)」雪が積もるとこの地下を歩けるので非常に便利で市民の欠かせない足となっています。
宿泊先を確保できない旅行客らの避難所として活用され無料でブランケットなどを提供され夜を凌いだ方も結構いらっしゃったようです。近くの避難所の小学校は満杯だったりと旅行客が多い場所ならでは状況に。
日本人であれば道行く人に聞いて避難所や市役所などなにか情報を見つけ、行動出来るでしょう。しかし日本語の分からない、あまり英語も通じない海外旅行先で同じ目に合った場合は?大変孤独で不安な思いを抱える事は想像するに容易いですね。
そこで日本含め、海外旅行先などでは、海外旅行先ではどんな緊急時の連絡先を調べていけば良いのか探して見ました!
海外旅行保険を確認する(フライト遅延時や緊急アシスタンスサービスがあるかも)
私のオススメはクレジットカードの海外旅行保険ですが、もし事前に加入している場合はその保険会社に電話なり頂いた保険内容を確認してみましょう!
国内旅行ですと地震による荷物の破損は保険対象外ですが、停電で暗闇の中怪我をした場合には保険金がおりると思います。もちろんケースバイケースなのであくまで一例としてのご提案ですが旅行前には必ず手元のクレジットカードの対応している保険、緊急連絡先、URLをメモっていく事をオススメします。
私も海外旅行や留学前には必ずやってまして、そのおかげでPCが壊れた時や日焼けで病院に行きたい時にも日本語ですぐに案内を受ける事が出来ました。本当に安心!
クレジットカードを持っているだけで保険が適用出来る自動付帯なのか、旅行代金などをそのカードで支払うと活用出来るのかここもポイントです。
私はゴールドカードも何枚か持っているので、海外からでも24時間電話で緊急連絡をしたり、フライトが遅延して泊まる場合の宿泊費も保険代で賄われるのは大変心強いですよ。オススメ!!(^^)
詳しくはクレジットカードのオススメを紹介している、下記ページにて!
https://iketrip.com/creditcardranking
日本旅行中に災害に遭遇した場合
市役所のホームページで情報、避難所の場所を確認したり、防災情報を見てみましょう。炊き出しが行われていたりお水など物資の支援を頂ける場合が多いようです。
たいていは小学校や公共施設などが避難場所になっているかと思います。教会なども場所によっては助けてくださったようです。
電話やネットが使えない状況に陥る場合もありますので、予めオフラインで見れるようマップをダウンロードしたり、もちろん紙媒体で持つ事がとても大切だと思います。
もし海外で災害に遭遇した場合(韓国、ハワイの例)
必ず旅行前に緊急時の対策や連絡先を調べておきましょう。
私は一人旅何度もしていますがそれに甘んぜず、自分しか自分の身は守れないし、死にたくないので必ずどんな国、場所に行く際も調べています。英語が通じる場所ばかりではないので、助けて!の現地語なども意外と見て覚えておきます。
基本的に現地の警察署、大使館などの連絡先、住所(英語表示も)などは必須かと。
これは札幌の災害時マニュアルですが海外からのお友達にプリントして渡したり、お店に置いておくのも良い使い方かなと思います。
意外とこういう情報提供は行っていたので、以下に自分で来る前に下調べし、緊急時の対応策を考えておく事が大切なんだと痛感しました。
確かにいつも安全で住みやすい国ですが、自分の身は自分で守る意思はとても大切だと思います。
今回の事を教訓に海外、国内旅行中はもちろん、日頃から万が一を考え準備して楽しく生活していきましょう。
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